不安な方は多いですよね。。。
今回はこういった疑問にお答えします。
ポイント
✔︎本記事の内容
1.データで見るシステムエンジニアのお給料事情
2.僕のお給料について
3.お給料の上げ方
この記事を書いている僕は、中堅企業のシステムエンジニア、営業、人事の管理職を経験しています。100人以上の社員の育成にも携わってきました。
こういった僕が解説していきます。
1.データで見るシステムエンジニアのお給料事情
JISA(情報サービス産業協会)で2019年度版の情報サービス業界で働いている社員のお給料が出ています。JISAは、IT系の上場企業も参加している団体です。ベンチャーよりも歴史のある企業が多くて、いわゆる中堅企業から大企業が多いです。その企業から毎年ヒアリングして集計した結果を掲載しています。そこで平均給料を年齢別で掲載しています。
✔︎年齢によるお給料
25歳:370万円
30歳:447万円
35歳:521万円
いかがでしょうか。正直、悪くはないのですが、こんなものか?と思われるかもしれません。マイナビの転職サイトで他業界で比べた場合、110業種の中で30番目でした。上位っちゃあ、上位なんですけど。天井は見えているので、給料面ではあまり魅力は感じないかもしれません。
私はそう感じません。なぜなら、あくまでも平均なので、お給料を上げる方法はいくらでもあるからです。
2.私のお給料について
実際の私のお給料です。
30歳(2002年):450万円
35歳(2007年):560万円
40歳(2012年):653万円
45歳(2017年):793万円
ちなみに最高年収は、2018年度の835万円です。35歳までは、比較的にJISA通りだったのですが、40歳以降は想定よりも上昇しました。本当は1000万円を超えたかったのですが、会社に所属する常駐システムエンジニアでは限界がありました。ちなみに、私の会社で1000万円を越していたのは、社長と役員のほんの一握りでした。。。うーん。なかなか難しいもんですね。まあ、IT業界というのは、そこまで高収入ではないと思いますが、他の業界と比較すると、まあ悪くないと思います。そこで、この業界では、どうすればお給料を上げられるかをご説明したいと思います。
3.給料の上げ方
目指す道が違っても基本的な方法論は一緒です。現場を経験するしかありません。
(1)常駐システムエンジニア(技術者)を目指す
・とにかく自分のテクニカルスキルを上げます。
その方法としては、資格取得よりも新しい職場で、新しいスキルを身につけたり、今持っているスキルを磨き上げるようなことが出来ればいいと思います。
(2)プロジェクトマネージャーを目指す
・プロジェクトをマネジメントする経験を積んでください。
その方法論は、テクニカルスキルと同様に、色々な現場のプロジェクトを経験してください。そのプロジェクトで人を動かして目的を達成することでしか得られないものです。
(3)本社の管理マネージャーを目指す
・営業、人事、経理、総務等の様々な経験を積んでください。経営的な側面の仕事ができると尚いいです。私はこちらを進みました。あまり技術に興味がなかったからです。
上記の方法を実施すれば、必ず給料は上がります。
でも(1)の常駐エンジニアの場合は、ある程度上限があります。
それは、売上高人件費率で考えてみてください。常駐するエンジニアをメインとしている会社であれば、ご自身の売上から算出する方法が分かりやすいと思います。大体の目安は、ご自身の売上の半分が上限になるからです。
例えば、自分が毎月100万円を売り上げていれば、額面で50万円が上限になります。なぜなら、残りの50万円で会社は法人税や社会保険料、厚生年金の半分、間接要員、広告費、事務所経費、交通費等かかるからです。
ポイント
結局、常駐エンジニアは、あくまでも自分一人分の売上にすぎません。(1)の常駐エンジニアだけでは、一馬力にすぎないのです。一方、(2)のプロジェクトマネージャーは、自分だけではなく、プロジェクト全体の売上が評価されます。(3)も同様で、自分だけではありません。ある程度の規模で評価されるとお給料は上がりやすくなります。
もし、それでもお給料が適正でなければ、転職も考えてみてください。
転職しなくても、自分の市場価値がどれくらいなのかを確認してもいいかもしれません。
それを材料に、会社に交渉することが出来るからです。