客先常駐SEに就活

【採用マネージャーの本音】新卒文系向けのSE志望動機の書き方

2020年10月1日

手続き

今回は、新卒文系の学生や未経験者がエントリーシートや履歴書作成でぶつかる壁の1つである志望動機の考え方や書き方について解説します。

学生
・文系でもシステムエンジニアになれるのかな? ・文系でも志望動機書けるかな? ・志望動機のサンプルを見たいな?

こういった疑問にお答えします。

そこで、今回はこのような話をします。

ポイント

✔︎本記事の内容
1.【採用マネージャーが本音で解説する】文系でもシステムエンジニアになれる理由
2.【採用マネージャーが本音で解説する】新卒文系向けのSE業界の志望動機の書き方
3.【採用マネージャーが本音で解説する】知識ゼロの新卒文系向けのSE業界の志望動機のサンプル

この記事を書いている僕は、24年間IT業界で現場のエンジニア、営業や人事採用をしております。

特に採用については、採用マネージャーとして年間400人以上の求職者と会って採用面接をしています。また、大学での面接、履歴書の書き方を指導する経験を持っています。

1.【採用マネージャーが本音で解説する】文系でもシステムエンジニアになれる理由

全くもって問題ありません。

文系出身者でも活躍できる業務があるし、文系出身者ならではのスキルが活かせるからです。また、誰でも最初は知識ゼロだからです。

そこは、以前のブログ(文系でもシステムエンジニアとして活躍できる3つの理由 )をご覧ください。IT企業が文系学生に求めるものがわかります。

2.【採用マネージャーが本音で解説する】新卒文系向けのSE業界の志望動機の書き方

それでは、次に新卒文系の学生が、どうすればシステムエンジニアとしての志望動機が書けるのでしょうか。

文系学生の場合、システムエンジニア業界の勉強(情報処理系の学問)をしていない人も多いと思います。だから、自己PRは書けても、志望動機は悩みどころです。そこで、採用者の目線で建前の部分と本音の部分をご説明しますね。

採用者側が志望動機を聞く目的は何でしょうか。

目的は、求職者がどこまで真剣に入社した後のことを考えているかを確認することです。

例えば、思った会社と違うから、すぐ辞めてしまえば、お客様や現場にも迷惑をかけることにもなります。入社、退職という処理は、事務処理も多いので、総務事務の負担にもなりますし、離職率が高くなると会社に対する評判も悪くなります。求職者にとっても、入社してすぐ退職するのは、履歴書に傷になりますしね。(ちなみに、すぐ辞めるというのは、1年未満のことを言います。)

つまり、志望動機を確認する目的は、お互いのミスマッチを防ぐ目的なんです。

ともすれば、求職者としては、就職活動中の精神状態は不安定になります。周囲の就活状況を聞いて焦るからです。従って、冷静な判断が出来ずに、とりあえず内定をもらいたいという一心で就職活動をする人もいます。そうなると、入社した後に「思った会社と違う」となるわけです。

次に一般的に志望動機を考える上で必要な視点は以下の2点とよく言われます。

ポイント

・なぜこの業界を選んだのか
・なぜこの会社を選んだのか

業界を選んだ理由は何となく考えられると思います。

IT業界は今後も発展するとか、世の中に必要だとか言えます。

逆にそこまでは言える学生は多いのですが、そこから深掘り出来ている学生は少ないです。

難しいのは、なぜ、御社を選んだのか?です。特徴のある会社であればいいのですが、あまり特徴のない会社もあります。

ここは本音を言うと、採用担当者も自社が他社と比較して大きく差別化できていないことは百も承知です。

だから、その業界や会社のことよりも、自分の強みをアピールすればいいのです。

「自分の強みの△△を生かして、御社の◯◯業務をしたい」

と書ければ問題ありません。

そうすれば、自分の強みをアピールできるし、会社の業務をイメージできるから、採用担当者としては、強い志望動機を感じることができます。

そこで、文系の学生の1番気になるところは、

学生
学校でシステムエンジニア業界の勉強(情報処理系の学問)をしていないから、強みがないんじゃないかな?

と思うことです。

そこはあまり心配しなくていいです。

まず、文系の学生は、学校で情報処理系の学問は学ばないと思います。

そこがアピールポイントになります。つまり、

独学で少しでも勉強するだけで、強い志望動機を印象付けられるます。

いきなり資格取得を考える人もいますが、それよりも独学で情報処理系の本を読んだり、比較的低価格のIT系のオンラインスクールなどで学んでみることをお勧めします。また、事前に学んでおけば、自分に合う仕事かどうかも分かるからです。

ちなみに、◯◯業務については、その会社の事業内容であれば、特に問題ありません。自分の強みを説明できることと、業務をリンクさせているかを確認することがポイントです。我が社でやる気があるかどうかを確認できるからです。

でも、独学や勉強する時間がない人もいるかもしれません。そうなると、それ以外の強みをアピールするしかありません。
それは、コミュニケーション能力だったり、努力する姿勢だったり。。。

学生
そうそう。僕のように情報処理系の知識ゼロの場合に、どのような志望動機を書けばいいでしょうか。

それでは、志望動機の書き方サンプルをご説明します。

3.【採用マネージャーが本音で解説する】知識ゼロの新卒文系向けのSE業界の志望動機のサンプル

(1)コミュニケーション能力が強みの場合

私はIT業界の中でも、御社の○○業務(開発業務or運用業務)をやってみたいです。なぜなら、私のコミュニケーション能力が活かせるからです。
開発(運用)というのは、何人もの人たちが役割を持ってチーム単位で仕事をします。各自が単独で動いていてはうまく仕事が回りません。
そこで、私のコミュニケーション能力を生かして、周囲と調整しながら、開発(運用)業務をやってみたいです。

(2)協調性が強みの場合

私はIT業界の中でも、御社の○○業務(開発業務or運用業務)をやってみたいです。なぜなら、私の協調性が活かせるからです。
開発(運用)というのは、何人もの人たちが役割を持ってチーム単位で仕事をします。各自が単独で動いていてはうまく仕事が回りません。
そこで、私の協調性を生かして、周囲と調整しながら、システム開発業務をやってみたいです。

(3)努力を惜しまないことが強みの場合

私はIT業界の中でも、御社の○○業務(開発業務or運用業務)をやってみたいです。なぜなら、私の努力を惜しまない姿勢が活かせるからです。
開発(運用)というのは、何人もの専門家が役割を持ってチーム単位で仕事をします。その専門家になり自分の知識やスキルを生かして仕事をしたいと考えております。そして専門家になるためには、沢山のスキルや知識を保有する必要があります。そのための努力を惜しまない姿勢が私にはあります。

いかがでしょうか。

○○業務の特徴は調べておく必要がありますが、強みを中心に自分の興味のある業務を組み合わせれば何とかなります。

仮に情報処理系の学習をしていなかったとしても、志望動機としては、自分のアピールを上手く組み合わせることで対応できます。

もちろん、コミュニケーション能力、協調性、努力を惜しまない姿勢などの具体的なエピソードは準備してくださいね。絶対に質問されます。

最後にまとめると、志望動機は「自分の強み」から逆算して考えていきましょう。

志望動機が書けたら、サイトやエージェントに登録しましょう。

エージェントであれば、志望動機を添削してもえます。エージェントを賢く活用しましょう。

サイトやエージェントの利用方法は、ブログ(【採用マネージャーが解説】システムエンジニア向け「サイト」、「エージェント」の使い方をまとめました)でまとめております。ぜひ、一読してみてください。

 

 

-客先常駐SEに就活
-, , ,