客先常駐SEに就活 客先常駐SEに転職

【経験者が説明します】お客様先に常駐する派遣エンジニアの疑問についてお答えします

2020年8月15日

運用

こんにちは。オーイエスです。

今回は、お客様先に常駐する派遣エンジニアに対する疑問についてご説明します。まず、なぜ今回ブログに記事を書く理由から話します。

世の中にはお客様先に常駐する派遣エンジニアの内容に対して、あまりにも間違っている、もしくは誤解している情報が多い点があります。派遣や客先常駐は「地獄」とか「悪」とか、かなり「尖った」内容が多いです。また、転職を煽るような記事が多いと感じているからです。

そこで、今回は24年間この業界を様々な視点から見ている私の独断と偏見でご説明します。ちなみに、私は技術者だけでなく、営業や採用、管理職として人事も担当した経験があります。また自社だけでなく同じIT系の競合他社や大学、専門学校等の学校機関、人材紹介会社、転職媒体の方との交流があるので色々な角度からご説明できると思います。

お客様先に常駐する派遣エンジニアに対する疑問について

よく学生や転職希望者の方から聞かれる質問があります。

1.エンジニアを派遣する会社は、人売りと聞きます。やっぱり、ブラック企業でしょうか?

2.年齢が上がっても派遣されるのでしょうか?40代や50代でも仕事があるのでしょうか?

3.お給料は派遣先によって変わるのでしょうか?

そこで上記質問についてお答えいたします。

1.エンジニアを派遣する=ブラック企業ではない理由をまとめました。

2.結論から言うと、仕事はあります。ただ、派遣される年齢によって担当業務が変化します。

3.基本的に派遣先によって変わらないようにしているところが多いと思います。派遣会社の給料の決まり方についてご説明します。

 

1.エンジニアを派遣する=ブラック企業ではない理由をまとめました。

まず、最初に1番目にブラック企業の定義についてご説明します。厚生労働省ではブラック企業の特徴を説明しています。

① 労働者に対し極端な長時間労働やノルマを課す
② 賃金不払残業やパワーハラスメントが横行するなど企業全体のコンプライアンス意識が低い
③ このような状況下で労働者に対し過度の選別を行う

まとめると、本人が納得しない長時間労働やノルマを課して十分な対価も払わずコンプライアンス意識が低い企業です。エンジニアを派遣するような企業だからブラック企業というわけではありません。私の経験上、エンジニアを要望する企業(発注側)は大手であればあるほど、労働時間やコンプライアンスは高いので、比較的働きやすい環境を作ってくれます。一口にIT業界と言っても広い業界なので社歴の古い企業などはコンプライアンス意識が高いです。そうでなければ、若い人が会社に入ってくれないからです。ベンチャー企業や創業間もない企業は、場合によっては長時間労働やノルマはあるかもしれませんが、同様に若い人に選ばれるような会社でないと長続きしないでしょう。おそらく、IT企業がブラックというイメージは、若い人の親世代(私の世代)が感じており、お子さんもその印象を持たれたのが実態だと思います。実際には、私が入社した1990年代はITバブルの突入時期に入るので、残業につぐ残業でした。1ヶ月100時間残業もざらでしたし、土日も出勤もざらでしたからね。その頃の印象があるのかもしれません。

従って、客先常駐の派遣エンジニアの会社だからと言ってブラックとは限りません。

2番目に20代、30代はいいけど、40代、50代で派遣の仕事があるのか?

この疑問は確かにあります。実際私も40代ですが、現在、お客様先に常駐している職場の年齢構成で私の職場で一番多いのは40代です。次に30代、50代、20代の順です。もちろん、職場によって違うと思います。ただ最近の日本は労働人口が高齢化しており、若年層が少ないので客先常駐の派遣エンジニアの年齢も上がっています。そうでないと仕事が回らないからです。このコロナ騒ぎまでは、どの業界も人材不足だったので仕事はあるけど人がいない状態でした。今回のコロナで、激変していますが。。。

また、40代、50代の客先常駐の派遣エンジニアの仕事は、基本的に調整業務やリーダー系の業務が多くなります。つまり、エンジニアとしての作業を担当するよりも、エンジニアに指示したり、業務の進捗を確認、チェックするような仕事が多くなります。これは派遣エンジニアでなくても、どんな業界でも同様だと思います。ただ、調整業務やリーダー業務になると、作業者よりも自ずと必要な人数は少なくなります。

ちなみに、スペシャリスト人材(超優秀なプログラマー)は別です。作業を担当する人も稀にいますが、詳細は割愛します。

40代、50代でも仕事はありますが、業務の質が変わります。調整等のマネジメント業務やリーダー系の業務になってくると思います。

3番目にお給料はどのように決まるかご説明します。あくまでも会社によってバラバラだと思いますので経験談や他社のヒアリング結果なので、参考までに。お給料の決め方について詳しく説明すると、それだけで文量は多くなりますので、今回は短めにご説明します。

まず、当たり前の話ですが、客先常駐の派遣エンジニアの雇用元は、自社になります。お給料は、自社から払われることになります。そして、お客様から派遣エンジニアの業務の対価として派遣料金をいただきます。ここら辺を理解出来ない人が多いのですが、あくまでもお給料は自分の会社からいただくのです。従って、自社では全社員の税金や社会保険料に加えて、必要経費等(法人税、広告宣伝費、事務所賃料等)を控除して全社員に給料を払います。派遣エンジニアの個人の派遣料金が自分のお給料の原資になるわけではありません。例えば、お客様と自社との契約が時給2000円の仕事だったとしても本人に2000円支払われるわけではありません。まずは、ここを理解していただいた上でご説明します。

3番目に、客先常駐の派遣エンジニアは、派遣先の違いによってお給料が変わるのでしょうか。

結論から言うと、変わりません。正確に言うと派遣先によって変えないように営業しているところが多いと思います。

例えば、月間の売上が50万円の職場に派遣していたAさんがいたとします。Aさんが職場を異動して月間の売上が40万円の職場に異動したとしても、基本的にはお給料を変えません。(基本的にです。詳細は別の機会にご説明します)そこが、ポイントです。客先常駐の派遣エンジニアも正社員です。社員のお給料は簡単にお給料を下げられないのです。なぜなら労働基準法で守られているからです。従って、派遣エンジニアの派遣先が変更されても、基本的にはお給料は変わりません。では、どうすればお給料が変わるかというのは、別の機会にご説明したいと思います。

最後に。

このようにお客様先に常駐して派遣しているエンジニアには、とかくデメリットばかりが注目されて誤解されているように感じたので今回は簡単にブログで発信しました。もちろん、一部の派遣を生業にしている会社で悪い噂を聞くこともあります。ただ、その一部の会社の評判で常駐派遣エンジニアの誇りというか、肩身が狭い思いするのは残念すぎるので、応援の意味も込めて。

 

 

 

-客先常駐SEに就活, 客先常駐SEに転職
-,